【StableDiffusion】2024年6月 Automatic1111からForgeに環境を移す備忘録

以前からStableDiffusionの軽量版であるForge版について目をつけていましたが、ようやく重い腰を動かして環境を移しました。

行き当たりばったりで動いていたので、詰まりそうな箇所をまとめてみました。

起動のバッチファイル

導入までは色々なサイトを参考にしましてGitからダウンロードしましたが、導入後はAutomatic1111と同じ様に環境を動かそうとしていまいAutomatic1111と同じ「webui-user.bat」を実行しましたが、エラーが起きてしまいました。

↓こちらでダウンロードできます。

GitHub - lllyasviel/stable-diffusion-webui-forge
Contribute to lllyasviel/stable-diffusion-webui-forge development by creating an account on GitHub.

結論としては「run.bat」を実行すればいいと分かりましたが、思い込みで動くのは怖い事を再認識しました。

またアップデートは以前まで「git pull」でしてましたが、「update.bat」を実行すればいいので更新が楽になりました。

実行時ログのHint

いよいよ実行してみまして環境は正しく動作しましたが改めて実行ログを確認すると以下のHintと書かれたログが出力されていました。

調べた所、「COMMANDLINE_ARGS」のオプションに追加すると動作が早くなるかもしれないと書かれていたので追加してみました。

結論としては環境が不安定になってエラーが多発しました。Forge環境に拡張機能を色々入れたので、拡張機能がエラーになる原因になっているかと思いましたが、Hintのオプションを削除する事で全てが上手くいったので筆者の環境では不要となっています。

SDXLモデルを使用する際の注意点

せっかく新環境になったので高品質なSDXLモデルを使用してみる事にしました。

ただSDXLモデルを使用するにはいいスペックを持つPCが必要になりますが、筆者のPCはそんなに性能が良くないので最初に実行した時はまともに動作しませんでした。

VRAMが8GBしかないのでしょうがないですが、以下のオプションを設定することで動かすことができます。(生成速度は犠牲になりますが…)

set COMMANDLINE_ARGS=--medvram-sdxl --xformers

またSDXLのモデルをcheckpointとして設定しているとSD1.5に対応しているLYCORISやLORAに表示されない現象が発生します。

対処法としてはSDXLモデル以外をcheckpointに設定してモデルの更新をする事でちゃんと表示されます。

最後に

Automatic1111からForgeに変更してみて思った事としては、筆者の様にいいスペックのPCではなくても動作が軽くてSDXLモデルが使えた事が一番の収穫かなと思っています。

これから色々触ってみたいと思います。

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